或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

2006-01-01から1年間の記事一覧

疲れたなどとは死んでもいわねえ

あくびを噛み殺せ 睡魔をいなせ 悪夢を食らえ 体温を上げろ。腹から声を出せ 転げながら尚、走る、走れ

待ちかねて立ち枯れてかちわってわかちあって

毎晩寝る前にミッシェルガンエレファントの「I was walkin' & sleepin'」を聞いているのはなぜだろうか。なぜか苦しくなって寝付けなくなってしまうのはなぜだろうか。 あんな精悍な顔をしているロックンロールど真ん中なボーカルのできる男がひたすらいじけ…

もう信頼しかできねえ

環境も友人も仲間も信頼しかできなくなってしまった。 人のいいところしか目に付かない人間になってしまった。 自分のことが嫌いだと一生言い続けるだろう自分を好きになってしまった。 音楽があれば退屈なんて一生しないと思ってしまった。 自分のことを認…

希望とは死に急ぐ形を取りながら生きようとする強い欲望

朝七時に目を覚まし窓を開けて 窓の下の忙しい世界眺め 僕は今日も自分自身に負け続け 情けなさをそっと窓から逃がしてる世界はもう止まることを忘れた 時計仕掛け みんな目が釣り上がってる 朝は今日も僕達を包み込んで君の顔を思い出すことも許さない 地下…

なにかのさかなだ

午後三時に、以前お付き合いをさせていただいていた女性に借りていた総重量7キログラムのCDとビデオテープを返しに待ち合わせた公園へ。 やはり久しぶりに見たその人の顔はけだるい。狙ったアンニュイなどではなく、21年しか生きていない僕が察するにたまし…

路地の灯消え果て深夜9時ラーメン食ったらむせてなぜかと思えば煙草

何を書こうが誰も読まねえ。何を書こうか。くらくらするような恋がしたい。 その人を思うと煙草も喉を通らず。 なぜか耳から鼻血が出るような、あの人の声。そんな声が聞きたい。 そんな状況は幸せだ。素敵な人というものは存在しても、人の素敵さというもの…

行員矢野、後藤両氏

町田のラーメン屋の前で煙草を吸いながらにその日一日のダイジェスト版を頭の中でつくっては捏造し改良し俺は今日もすばらしい人間だったと満足し小田急線に乗って帰宅する。改札口を抜けながらその日一日の本当がフラッシュバックして俺は今日も何も言えな…

下北沢でwitvogelのライブを見る。 この日のライブは5バンド出演した。witvogelは四番目の出演だった。 一曲目の「In the Train」の最初の一音で鳥肌が立った。 最近ライブで鳥肌が立つような感覚に見舞われなくなって久しいことに後から気づいた。 この日こ…

あまり暗いことばかりぐだぐだ書き連ねて「酔っ払ってるからですよ」とかさらに書き加えると友人がいなくなりそうだからやめよう。誰が見てるかわからん。将来の友人もなくすかもしれない。 しかしなんですかね。この無機質なディスプレイの前で夜中かたかた…

ああ、朝が炎上する。新しい一日は炎上してピーク午後。収束予報がテレビで延々。みんな釘付け。僕も釘付け。 夕日が燃え滾っている。放課後の思い出がフラッシュバックしても泣ける思い出なんかひとつもなかった。ワンカップがうまい。 僕は酔っ払ったとき…

フルディスクロジャー

音楽がまあまあ好きだが疲れてきた。 飲酒は好きだ。そうだ飲酒は大好きだ。やんごとなき態を装って俺に印象付けそしてそれが俺のすべてだと、そうぬかす、尽きやらぬ悩みちゃんはこれで消し飛ぶといいよ。死んでしまえ死んでしまえといってるうちに酔いが回…

モモヒキと裸足の獅子十六大奮迅

窓の外の厚木米軍キャンプの、オレンジからブルーへの明滅を繰り返すランプを眺めながら明け白んでいく夜明け。 けだし時間というものは単位ではない。記憶でも記録でもない。逼迫する神経の落とし所だ。ショクモンのオウギ、開戦前夜の除夜の鐘。時報を聞け…

教室の窓から見える雑木林はいつの間にか一糸纏わぬして、貧相な肢体を晒している。授業終了は六時二十分。三ヶ月前まではセレブな佇まいの木々のせいで見えなかったお月様も今は本当によく見える。星空まで覗く。 教室内ではさまざまなグループがそれぞれ、…

僕の体はあきらめでできていてそれに気づいたときに前向きな人間になることをあきらめた。そうしたら体は軽くなりノリも軽くなり肘をたたんで打つことができるようになりバッティングセンターに行けばホームラン賞の洗剤をたくさんもらって帰ってくるように…

仮寓

編んでみたらサイズが自分の体に合わない草庵、これを打ち破りまた作るエネルギーが欠如しているせいで僕は今日もワンカップを飲んでへらへらしている。仮ねぐらには体が入らないから、最寄のコンビニ前で。小向美奈子のトレーディングカードに乳首がもろに…

地元の駅前で10年ぶりに再会した友人はやけにハイテンションだった。 「そこのマックで積もる話の埃をはらいながらだらだらしようよ」 やおらの提案。しかしそう言った友人は果たして話が弾むのだろうか、といったような不安げな顔を判りやすく僕に見せてく…

世界の終わりを見に行きたいな。風に願いを膨らませ。

高校時代浪人時代に、いい歌を作るバンドの乾坤一擲の一曲を、ワンカップ飲みながら夜中自部屋に一人聴くだけで生きていてよかったなあと思っていた僕はお目出たき人だった。 以下各バンドの乾坤一擲。 syrup16g--生活--この曲調だからしてきっと見通しはき…

杉の木も高架下もユニークな屋根だ

知り合いの知り合いが、迷い犬迷い猫などのビラだけで食いつないでいるらしい。電柱にコンビニのガラス壁に町内会の掲示板に貼られたビラを見て血眼で探し出し、報酬だけでくいっぱぐれのない生活。日給およそ5000〜30000円の都市伝説。 インターネットが普…

飽けまして泣けた

友人知人から一通も年賀状が届かない。自分も書かない出さないのだが。 去年一度だけ行ったマッサージ店からクーポン券、兼、年賀状が来た! 僕に友達はマッサージ店だけなんだな!返事を書いてみよう。おおきく振りかぶって (1)作者: ひぐちアサ出版社/メー…