或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

ああ、朝が炎上する。新しい一日は炎上してピーク午後。収束予報がテレビで延々。みんな釘付け。僕も釘付け。
夕日が燃え滾っている。放課後の思い出がフラッシュバックしても泣ける思い出なんかひとつもなかった。

ワンカップがうまい。


僕は酔っ払ったときにしかこういうものを書かない。大学にも一杯引っ掛けてから行くことに決めている。ネット上であれ現実社会であれ、しらふじゃやってられねえんだ。

小学二年生のころ求婚されたことがある。その女の子は小学六年で見事に処女を喪失したらしい。へえ。へえ。へえ。ばかげてるよ。何がばかげてるって、鞍替えされた僕がそれに横恋慕を始めたことがだ。

その女の子は小学六年でエヴァンゲリオンを見始めた。
僕も追従して見始めた。
面白かった。

その女の子と僕は小、中、高と同じ学校だった。しかしまあ彼女は真性おたくと成り果てていた。僕はそれでも好きだった。彼女は僕の存在をもはや消していた。痛快極まりない。

今僕はエヴァンゲリオンのパチンコを打っている。これは苦し紛れか。どうでもいいが。思い出の補完か?ああくだらねえ。ああくだらねえ。ああくだらねえ。くだらねえんだよ。くだらねえっていってるんだよ。

エヴァンゲリオンを第一話から見返している。今劇場版を含めすべて見終えた。あの女の子の顔がちらちらする。ああくだらねえ。ああくだらねえ。