或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

フルディスクロジャー

音楽がまあまあ好きだが疲れてきた。
飲酒は好きだ。そうだ飲酒は大好きだ。やんごとなき態を装って俺に印象付けそしてそれが俺のすべてだと、そうぬかす、尽きやらぬ悩みちゃんはこれで消し飛ぶといいよ。死んでしまえ死んでしまえといってるうちに酔いが回る。宵はまだか!こっちは太陽とにらめっこしつつ辛気臭くアルコールを嗜んでいるというに。
月は衛星だからして地球の伴侶。とりもなおさずして女性であろう!意気込んで覗く天体望遠鏡の午後九時半に見えたのはボコボコあばた面のおっさんだった。
太陽は?あんな燃えちゃってねえ。何がそんなに悔しいのかね。ヒステリックだね。女性かな?男性かな。さっさと沈んでまえ。どうせ明日も昇ってきくさる。
ああいい気分さ。酔いというのはすさまじくいいわー
飲酒は一人でするに限る。友人と飲むなどありえないね。失敗の数々。絶交の数々。席上ゲロなどかわいいもんだ。言っちゃいけないことを酒の席でぬかし腐るのは言いたいことが言えない日常が悩みの種だからか。言いたいことは言ってはいけない。とかくこの世は住みにくい。
言いたいこととは何か。何もない。言いたいことが何もない人間はつまらないとされる。それで結構だ。その烙印に立ち向かう、その壁に立ち向かう気概の欠乏こそ自分が抱える悩みである。