或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

モモヒキと裸足の獅子十六大奮迅

窓の外の厚木米軍キャンプの、オレンジからブルーへの明滅を繰り返すランプを眺めながら明け白んでいく夜明け。
けだし時間というものは単位ではない。記憶でも記録でもない。逼迫する神経の落とし所だ。ショクモンのオウギ、開戦前夜の除夜の鐘。時報を聞けば証明だ。
ピッピッピッピッピッポーン!…ピッピッピッピッピッポーン。
ああ押し迫る時間ちゃん。かわいいね。
赤も白もめでたい。等色均一ハイハットがうるさくてしょうがない。黙れ畜生くそやろう。おっちね。死ね。バームクーヘンでむせろ。許せ。うるせー。