或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

奴隷天国 エレファントカシマシ

バンド史上で指折りの名曲「日曜日(調子はどうだ)」を含む傑作アルバム。エレカシ再評価の機運はもはや微塵も無いが、私の弟の就職内々定の余勢を自分が駆って鼻息荒く大絶賛。
タイトル曲でもありアルバムの幕開けでもある「奴隷天国」よりも、「絶交の歌」のほうがはるかにシニカル。かつ時代の変遷に流されずある、割合多い「うざい口先だけの男」と「気が弱い、しかし裏を返せば人がいい、だけどやっぱり腹黒い聞き役」のずるずるした付き合いをテーマにしているので時代の流れの中にも、日常の人間関係の中にも通ずる普遍性がある。
まあこの歌も宮本浩次の自己内省でしかないことはすぐにわかるがそんなことはどうでもいい。曲がいい。僕はしばしば小中学校の幼馴染であるid:kyojaku君の家にビール二本持って唐突に押しかけ、まさに件の歌のような会話を交わして自分が満足したら帰る。もちろん、絶交被る側の人間がこのid:rollingteacher
宮本浩次はおそらく「奴隷天国」よりもこの「絶交の歌」にこそ悪意をこめたに違いない。最高だ最高だよーん