或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

i do not wanna hear it

とある女の人が冷たい言葉ばかりを自分に投げかける。
「そうやって他人の目ばかり気にしてて、楽しいね」
「君がいないときに、君をいっかい締めようかって、みんなで相談してたよ」
「あれ、まだいたの、さっさと帰りなよ」
「今、君と話したくないからあっち行ってて」
「そうやって人の言うことにいちいち傷ついて、君って楽しいね」

そう突き放されるたびにどんどん好きになっていくからストーカーの気持ちがなんとなくわかる。その女性は彼氏持ち。あいつはいい奴だ。君には合わないよ。嘘だよ。僕はタコが住む磯だよ。君もおいでよ。