或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

自分は神奈川県民なんすけど、今晩、明朝あたりから父方の実家のある福島の猪苗代町に、母親以外で帰省するらしい。
毎年猪苗代湖に行く度モーターボートにタダで乗せてくれた「湖の家」の赤ら顔のおじさんは去年、自分たちを乗せた二日後に水上スキーと湖上で衝突し、亡くなった。正直、おじさんの死を悼むより先にゾッとした。本当に生き物はいつ死と巡り合わすのかわからない。
あらたかあらたかの霊峰磐梯山と、環境庁による平成14年度による調査で日本一きれいな湖水であることがわかった猪苗代湖を今年も目の当たりに一望できると思うと気も急く。やっぱ帰省はやめらんねーなー。やめらんねーよ。

うさぎの「みみちゃん」が死んでから、家族の特に弟はカラ元気を通している。カラ元気でも元気なんだからいいことだ。死別の悲しいを紛らわしているうちにそれを忘れるだろうある程度。良し悪しは知らない。
とにかく自分は死に目に会えただけよかった。ふと様子を見れば死んでいた、というのはつらい