臭いものに蓋をしようと、十九の私は先ほど六畳の自部屋にて息巻いた。 臭い受験、臭い元彼女、臭い友人、臭い学級閉鎖。どいつもこいつも、ついに私を認めようとはしなかった。そのひとつひとつ、部屋にはっきりと残るその残滓。あんぐり口を開けて異臭を放…
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