或る阿呆のナマステ

それこそひそやかに

WAKE UP FRENZY!

山越えて谷超えて渡辺篤史がたどり着いたお宅の幼な妻は玄関口で欲求不満。据え膳食わぬ無粋な男になりたくないと篤也。しかし幼な妻は篤也とだけは死んでも嫌!そんなこと言わずに、清潔も不潔もないメタレベルでの性交渉はいかがなものか、と執拗に篤也。と、そこへかつて無いスピードの反復横跳びをしながらお宅へ迫り来る中尾彬。死に体ながら冷静にセーフティーな距離をあらかじめ置いておく渡辺篤史。かくしてもはや制御不能の態の中尾彬は外壁にめり込みげんなり。この一部始終を茂みで見ていたクドカンは「こりゃ使えないわ」と最後に中尾に一瞥くれてさようなら。