明日が時間切れ

バイト前に部屋でビールを飲みつつそのままうたた寝こいて寝覚めたら部屋の中が煙だらけ。プラスチックの溶ける臭いとニコチン特有の目の染みるので気が気でない。ゴミ箱が燃えている。めらめらと燃えている。じりじりと、吸殻がプラスチックとい草を燃している。大騒ぎでゴミ箱を抱えて燃える畳を踏み消し風呂場へダッシュ。ちなみにその時部屋ではマイナースレットがかかっていました。
真っ白な部屋は二時間経っても三時間経ってもまだ真っ白。ああ煙ってこんなに往生際の悪いものだったのね、ライジングサンの大トリを務めるだけあるわあなどと下らない事を考えつつ煙草を吸う。吸う吸う。ビールも三本目。当然天網恢恢により電話応対のバイトに赴けば4時間電話なりっぱなしのクレーム垂れ流されっぱなし。
「冷凍食品に入ってたドライアイスが溶けてたじゃないの!」
「いや、プラスチックが溶けるよりマシでしょ」
「は?」
「いや実は私、今日家で小火を起こしましてね、プラスチックのゴミ箱が燃えて凄い臭いがしたんですよ」
「いやだからあのね」
「だから煙なんか無いほうがいいんですよ、ドライアイスなんかね」
「この日記はどこから嘘なの」
「あなたから電話を頂いたあたりからですよ」